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日頃は霊山顕彰会・霊山歴史館に格別のご支援ご協力を賜り、誠にありがとうございます。お蔭様で内外の厳しい環境にもかかわらず、着実な運営を進めることができております。
このたび霊山顕彰会は、内閣府の認定をいただき4月1日をもちまして公益財団法人として新発足することになりました。これもひとえに皆様のお陰と厚く御礼申し上げます。
さて、今日の社会情勢を展望しますと、国内外問わず、依然として厳しい状況が続いています。
国内にありましては、昨年3月11日に発生した東日本大震災で多くの尊い命が犠牲になり、また大勢の方々が負傷されました。さらに、福島原子力発電所の事故により、未だ多くの方々が厳しい避難生活・不安な生活を送っておられ、国をあげて一日も早い復興に努めなければなりません。
国際情勢に目を転じますと、ギリシャに端を発したユーロ危機は欧州のみに止まらず世界規模の財政危機とそれによる世界同時不況、そして、中東・アフリカ諸国における政情不安など、まさに先が読めない状況となっています。
同時に、わが国も長い経済の低迷が続いていますが、日本人の持つ知恵と勤勉さと逞しさを発揮し、科学技術先進国としてアジアの繁栄に貢献し、世界の国々に負けない発展を目指さねばなりません。
私たちには、「二千年にわたる伝統ある日本」を次の世代に引き継ぐ義務と責任があります。
時代と状況は異なりますが、未曽有の難局に直面した幕末日本の危機的状況を打開したのは、明治維新の志士たちであります。諸外国からの圧力をはねのけ、身命を投げ出し私心を捨て、そして、近代化に向け開かれた日本という国家を、築き上げました。
日本が現下の難局を乗り越え、国際社会の中心的な位置づけを保ち、そして、世界の繁栄に貢献していくために、明治維新の精神、志士たちの志を学び取ることが、今だからこそ、求められているのではないでしょうか。
霊山歴史館は、その志士たちの精神を日本の心として次世代の人々に永遠に伝えたいとする松下幸之助(パナソニック株式会社の創業者)の呼びかけによって設立され、維新の心や志士に関する史資料を広く研究・収集し、世に提供してまいりました。明治維新への関心が高まる中、霊山歴史館に課せられた使命・役割はますます重かつ大なるものがあります。
今の日本は、明治維新以上の改革が求められています。維新の志士に学び一歩一歩着実に力強く改革を推し進めていくことが求められているのではないでしょうか。
本年の春の特別展は4月11日(水)より、難局に直面した幕末日本が、どう危機を乗り越えたかを展望し、江戸幕府・諸藩の動向に焦点を当てた「幕末の精神をたどる」を取り上げてまいります。
霊山歴史館は歴史を語るだけでなく、来館の皆様に日本の行き方を考えていただき、希望と勇気を与えられる存在として努力をしてまいりたいと思います。
多くの皆様のご来館を、心よりお待ちしております。
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平成24年4月1日 |
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公益財団法人 |
霊山顕彰会 |
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理事長 |
谷井昭雄 |
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