館蔵の逸品

勝海舟 自画賛
咸臨丸(かんりんまる)

海舟 自画賛 咸臨丸(かんりんまる)

勝海舟が詠んだ漢詩と咸臨丸の絵で、数ある勝の詩の中でも代表作に挙げられます。

万延元年(安政7年・1860)2月26日、咸臨丸は太平洋の荒海を渡り切り、サンフランシスコに入港しました。

その日の夜、勝は甲板に出て、月を見ながら詠んだのがこの漢詩になります。

太平洋横断という大偉業を成しとげた、その瞬間の心情を著した、たいへん貴重な漢詩になります。