2020年 春の展覧会 徳川幕府と新選組

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月4日(土)から当面の間、臨時休館いたします。

徳川幕府と新選組

幕末になると京都は政治の中心地になりました。幕府は文久2年(1862)、京都守護職を新設し、会津藩主・松平容保を任命しました。新選組は元治元年(1864)の池田屋事件で活躍し、慶応3年(1867)には幕臣に取り立てられます。この展覧会では、幕府や幕臣、京都守護職、新選組、京都見廻組の資料を中心に、幕府側から見た幕末史に迫ります。

見どころ紹介① 新選組資料や少年時代の慶喜の書などが登場!

beyond2020 京都文化力

  • 展覧会

    「徳川幕府と新選組」

  • 期間

    1月29日(水)〜5月17日(日)

  • 休館日

    月曜日(祝日開館、翌日閉館)
    ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月4日(土)から当面の間、臨時休館いたします。

  • 時間

    午前9時~午後5時30分(入館は閉館30分前まで)
    ※4月25日(土)~5月6日(水)は午後6時30分まで

  • 入館料

    大人900円、高校生・大学生500円、小中学生300円
    団体料金(20人以上)は各100円引き
    友の会会員は無料(会員証提示)

  • 優待

    クーポン券または本展チラシをご持参いただくと、上記団体料金でご入館できます。

  • 【お願い】

    開館日等詳細は変更になる場合がありますのでご来館前に 開館案内カレンダーや電話でご確認ください。
    電話:075-531-3773

開催にあたって

江戸時代における政治の中心地は将軍がいる江戸でしたが、幕末になると京都が再び政治の中心地になりました。幕府は文久2年(1862)、京都の治安を維持するために京都守護職を新設し、会津藩主・松平容保を任命します。
文久3年(1863)には将軍警護のために上洛した幕府浪士組の一部が京都に残留して壬生浪士組を結成しました。そして「8月18日の政変」で御所周辺を警備したことが評価され、朝廷から「新選組」の隊名を賜ることとなりなります。
新選組は元治元年(1864)の池田屋事件では浪士たちの計画を未然に防ぎ、慶応3年(1867)には幕臣に取り立てられるという大出世を遂げました
この展覧会では、幕府や幕臣、京都守護職、新選組、京都見廻組の資料を中心に、幕府側から見た幕末史に迫ります。

2020年1月
幕末維新ミュージアム 霊山歴史館

主な展示資料

■徳川慶喜と新選組

  • 徳川慶喜 11歳の詩書
  • 徳川慶喜 将軍在職中の詩書
  • 徳川慶喜 色紙 渋沢栄一へ還暦の祝いに贈る
  • 徳川慶喜 和歌 貴賤迎春
  • 徳川慶喜 書状 徳川昭武宛
  • 一橋徳川家伝来 葵紋塗箱
  • 近藤勇 詩書屏風(京都・個人蔵)
  • 近藤勇着用 鎖帷子(くさりかたびら)
  • 新選組隊士名簿 英名録
■新選組と坂本龍馬を斬った刀

  • 近藤勇  所用刀 阿州吉川六郎源祐芳
  • 土方歳三 所用刀 大和守源秀國
  • 桂早之助 所用刀 坂本龍馬を斬った刀
  • 桂早之助 所用刀 無銘
■霊山と維新の志士

  • 京都霊山殉難志士墳墓全図
  • 霊山招魂社祭人名簿
  • 旧高知藩招魂社図面
  • 100年前の坂本龍馬、中岡慎太郎の墓碑写真
■没後120年-新選組の語り部 島田魁の遺品-

  • 島田魁 古写真
  • 島田魁日記(上・下)
  • 島田魁 肩当て
  • 島田魁 書状 大東屋政兵衛宛
  • 島田魁 西本願寺辞令
  • 島田魁 官軍海軍日記
  • 島田魁 葬儀関係文書
■徳川慶喜と井伊直弼

  • 井伊直弼 和歌短冊
  • 錦絵 桜田門外の変
  • 徳川斉昭 和歌 武夫は
  • 吉田松陰 肖像画(複製)
  • 吉田松陰 詩書(川本文庫蔵)
  • 【初公開】長野主膳 短冊 初春待鶯
  • 【初公開】長野主膳 短冊 羇中海
  • 【初公開】安島帯刀(あじま たてわき) 肖像画
  • 【初公開】関鉄之助 短冊 
  • 【初公開】有村次左衛門 書簡幅
  • 錦絵 有村次左衛門/金子孫三郎(孫二郎)
■将軍・徳川家茂の上洛

  • 徳川家茂 朱印状
  • 御朱印櫃
  • 徳川家茂の上洛に関する高札
  • 高杉晋作 詩書和歌三首
  • 高杉晋作 所用銅盆
  • 孝明天皇 御宸筆 忠誠
  • 新選組屯所模型 新選組屯所前川家子孫・田畑敏通氏制作
■新選組と池田屋事件

  • 新選組袖章
  • 文久三年亥年見聞日記
  • 古高俊太郎 合祀通達書、合祀願書草稿
  • 池田屋事件感状
  • 池田屋内部古写真
■徳川幕府と禁門の変

  • 錦絵 朝廷を守護する図
  • 松平容保 詩書 日光山
  • 近衛忠煕 和歌 松平定敬に贈る
  • 新選組に与えられた「禁門の変」感状
  • 福原越後 詩書 終始一誠意(川本文庫蔵)
  • 金剛隊・河村松渓 所用 兜
■幕臣たちの活躍

  • 【初公開】川路聖謨(としあきら) 詩書 
  • 【初公開】堀織部正利煕 詩書
  • レオン・ロッシュ 仏文老中宛書簡 及び同書簡日本語訳文
  • 勝海舟 錨自画賛 
  • 佐々木只三郎 血染めの鎖帷子
  • 桂早之助 所用 火縄銃
■徳川幕府の終焉 慶喜と大政奉還

  • 二条城絵図
  • 特殊造型 坂本龍馬像
  • 坂本龍馬 書状 高松太郎宛
  • 中岡慎太郎 時勢論
  • 木戸孝允 漢詩 吉田稔麿の遺族に贈る
  • 西郷隆盛を介錯した刀(東京都・坂元正明氏蔵)
■新選組の終焉 戊辰戦争

  • 錦絵 下鳥羽合戦図
  • 錦絵 徳川慶喜公天保山乗船図
  • 錦絵 近藤勇驍勇之図(ぎょうゆうのず)
  • 近藤勇 晒し首図
  • 箱館五稜郭図・箱館弁天台場図
  • 箱館新選組隊士和歌集 土方歳三の絶句
  • 斎藤一 警視局名簿
■志士を支えた女性たち

  • 木戸松子 愛用のダイヤモンド付き簪(こうがい)、銀珊瑚の髪飾り
  • 足立タカ 所用簪、笄(かんざし)、櫛(くし)
  • 大田垣蓮月 蔦自画賛
  • 大田垣蓮月 雨蛙建水
  • 【初公開】二代目蓮月 花瓶
■幕末・明治の工芸品

  • 英照皇后遺愛品 煎茶椀
  • 昭憲皇太后遺愛品 御提煙草入
  • 外国語で書かれた日本の絵本(ちりめん製)
  • 江戸時代後期に作られた竹籠
  • 田中光顕 和歌 
  • 由利公正 和歌 
  • 九条尚忠(ひさだた)画 初夏水辺之図

※出展資料は変更になる場合があります。