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2019.08.19
今回のプレミアムウォークでは、江戸後期の歴史家・頼山陽の書斎・山紫水明処を頼山陽旧跡保存会の方の解説で見学します。山紫水明処は凝った建物で、見どころ満載です。頼山陽の書いた歴史書「日本外史」はベストセラーになり、幕末の志士たちに大きな影響を与え、尊皇攘夷運動の原動力になりました。特に、新選組局長の近藤勇は頼山陽に惚れ込み、筆跡が同じようになるまで頼山陽の字を真似て書いたというエピソードが残っています。
また木村武仁学芸課長の案内で、芸妓・幾松が在籍した花街・三本木を訪れ、桂小五郎ら志士たちがよく密談をした料亭・吉田屋跡、現存する木戸孝允臨終の家、木戸孝允の子息・木戸忠太郎が生涯をかけて集めた達磨のコレクション(数万の達磨があり、質・量ともに日本一です)、志士の指導者で漢詩人・梁川星巌の寓居跡、新島八重も働いた女紅場跡なども巡ります。
山紫水明処は通常、見学に事前申込が必要な施設です。この機会に周辺史跡とともにぜひご見学ください。