館蔵の逸品

近藤勇 所用刀
阿州吉川六郎源祐芳
(あしゅう きっかわ ろくろう みなもとの すけよし)

近藤勇 所用刀 阿州吉川六郎源祐芳(あしゅう きっかわ ろくろう みなもとの すけよし)

刀長75.5cm。新選組局長・近藤勇が、稽古用に使用したと推測される刀で、慶応元年(1865)に作刀されました。

鞘には明治期の会津若松市長・松江豊寿(とよひさ)が書いた覚書があり、「京都の三条河原にさらされた近藤勇の首を、近藤の下僕が奪い、その首をこの刀と共に会津に運んで埋葬した」とあります。

現存数が少ない、貴重な新選組隊士の愛刀の一つです。