坂本龍馬と西郷隆盛が出会ったのは元治元年(1864)8月です。龍馬は師匠の勝海舟にその時の印象を「なるほど西郷というやつは、わからぬやつだ。少しく叩けば少しく響き、大きく叩けば大きく響く。もしばかなら大きなばかで、利口なら大きな利口だろう」と語っています(「氷川清話」)。
その後、2人は強く結びつき、龍馬は貿易によって犬猿の仲だった薩摩藩と長州藩を取り持ちました。
そして慶応2年(1866)1月に薩長同盟を締結しました。
そんな2人の史料から、龍馬と西郷の実像に迫ります。
2024年 冬の企画展
坂本龍馬と西郷隆盛が出会ったのは元治元年(1864)8月です。龍馬は師匠の勝海舟にその時の印象を「なるほど西郷というやつは、わからぬやつだ。少しく叩けば少しく響き、大きく叩けば大きく響く。もしばかなら大きなばかで、利口なら大きな利口だろう」と語っています(「氷川清話」)。
その後、2人は強く結びつき、龍馬は貿易によって犬猿の仲だった薩摩藩と長州藩を取り持ちました。
そして慶応2年(1866)1月に薩長同盟を締結しました。
そんな2人の史料から、龍馬と西郷の実像に迫ります。
「龍馬と西郷」
2024年 秋の企画展
京都養正社は明治9年(1876)、当時、内閣顧問だった木戸孝允が、のちに京都府知事となる槇村正直とともに設立した幕末・明治維新の顕彰団体です。
明治天皇からのご下賜金四千円を基金とし、幕末に活躍した志士とその子孫が京都養正社の社員(会員)となりました。
そして明治36年(1903)、京都養正社は財団法人となり、東山霊山に眠る志士の私祭や展覧会を開催しました。
平成26年(2014)、京都養正社の解散にあたり、所蔵史料49点が霊山歴史館に寄贈されました。その史料を中心に企画展を開催いたします。
9月11日(水)~11月4日(月)
2024年 夏の企画展
元治元年(1864)6月5日、新選組は、不審な行動をしていた商人の桝屋喜右衛門を捕縛しました。
副長の土方歳三が新選組屯所・前川邸の土蔵で拷問を加えたところ、本名は古高俊太郎だと自白し、これが池田屋事件に発展します。
7月19日には長州勢と幕府側諸藩の連合軍が御所周辺などで戦闘をおこないましたが、これが「禁門の変」です。
新選組や志士側の史料から「池田屋事件」や「禁門の変」の実像に迫ります。
また新一万円札の肖像に選ばれた渋沢栄一のコーナーも設けました。
「新選組と京の動乱 池田屋事件、禁門の変160年」 5月15日(水)~9月8日(日)
2024年春の企画展
嘉永6年(1853)6月3日、ペリー艦隊4隻が浦賀沖に来航し、開国を求めました。
ペリーは砲艦外交で幕府にフィルモア大統領の親書受け取りを要求し、幕府はこれに屈して久里浜で親書を受け取りました。
1年間の猶予を取り決めましたが、ペリーは意表を突き、嘉永7年(1854)1月16日に再来航しました。
そして3月3日に日米和親条約が結ばれました。
吉田松陰は、師匠・佐久間象山(しょうざん、ぞうざん)の勧めもあって海外密航を決意し、弟子の金子重之輔と小舟で近づき、ポーハタン号に乗船を願い出ました。
しかしペリー提督の承諾を得ることはできず、下田奉行所に自首して伝馬町獄舎に投獄されることになりました。
約35点の史料で、ペリー来航や松陰の実像に迫ります。
日米和親条約170年 ペリーと吉田松陰 2024年1月24日(水)~5月12日(日)
2023年 冬の企画展
勝海舟は開明派の幕臣ですが、海舟と龍馬の出会いが幕末史を変えたといっても過言ではありません。
龍馬の身分は土佐の郷士で、なおかつ脱藩の身でしたが、海舟の弟子になったおかげで超一流の人物と会い、自由奔放な活動ができました。
一方で海舟は第二次幕長戦争の講和会議「厳島談判」や江戸城の無血開城を成功に導き、龍馬に勝るとも劣らない功績を残しました。
本企画展で、海舟や龍馬の足跡を辿ります。
勝海舟 生誕200年 海舟✕龍馬 11月8日(水)~1月21日(日)
2023年秋の企画展
幕末、桂小五郎(木戸孝允)は、長州藩における尊王攘夷派の指導者でしたが、元治元年(1864)7月の「禁門の変」の敗戦後、但馬国出石(兵庫県豊岡市)に約250日間も潜伏しました。桂は絶望し、これからの人生を商人として生きようかと思い悩みましたが、そこへのちに妻となる幾松が迎えにやってきました。桂は幾松の激励で奮起し、再び政治の第一線に戻ることになりました。
その後、藩の命令で姓を木戸に変えると倒幕に尽力し、明治新政府の基礎を築きました。
2006年の1月に出石の広戸家から霊山歴史館に寄贈された史料を中心に、桂小五郎と幾松の実像に迫ります。
2023年 夏の企画展
今年は新選組が結成されて160年になります。
文久3年(1863)3月、14代将軍・徳川家茂が上洛することになり、幕府は事前に江戸の浪士たちを京に送り込み、治安回復と将軍警護にあたらせようとしました。その一部が京都へ残留して「京都守護職御預かり 壬生浪士組」になり、「八月十八日の政変」での働きが認められ、新選組の名が与えられました。
新選組は「池田屋事件」や「禁門の変」「ぜんざい屋事件」「三条制札事件」「油小路の変」「天満屋騒動」「鳥羽伏見の戦い」などで奮戦しましたが、その歴史を辿ります。
企画展 結成160年 新選組奮戦録 見どころ紹介
https://www.ryozen-museum.or.jp/news/20230808/
結成160年 新選組奮戦録 5月17日(水)~9月10日(日)
2023年 春の企画展
160年前の文久3年(1863)は激動の年でした。
「長州藩重臣・長井雅楽が切腹させられる」「将軍・徳川家茂が229年ぶりに入京」「清河八郎が暗殺される」「長州藩が外国船に砲撃(下関外国船砲撃事件)」「高杉晋作が奇兵隊を結成」「薩英戦争」「天誅組が大和五条の代官所を襲撃(天誅組の変)」「八月十八日の政変と七卿落ち」「芹沢鴨が暗殺される」「生野の変」など戦争やクーデター、血生臭い事件が頻発しました。
激動の160年前にタイムトリップできるような展示になっています。
企画展 幕末タイムトリップ 激動の160年前へ 見どころ紹介
https://www.ryozen-museum.or.jp/news/20230404/
幕末タイムトリップ 激動の160年前へ 1月26日(木)~5月14日(日)
2022年 冬の企画展
「いごっそう」とは土佐弁で、「気骨がある男」という意味です。土佐勤王党は文久元年(1861)8月、武市瑞山(半平太)や大石弥太郎などによって江戸の土佐藩中屋敷で結成されました。武市は公武合体派だった土佐の藩論を「一藩勤王」に転換しようとしました。武市が帰国後、最初に加盟を呼びかけたのが坂本龍馬で、最盛期には200名近い加入者がいました。この企画展で、土佐勤王党や倒幕に奔走した土佐人の功績を紹介します。
幕末土佐のいごっそう 龍馬と土佐勤王党 11月9日(水)~1月22日(日)
2022年 秋の企画展
吉田松陰は「飛耳(ひじ)長目(ちょうもく)」が大事だと主張しています。これは「行動を起こすには正確な情報が必要で、遠くの事をよく見聞きする耳や目で敏感に観察しなければならない」という意味で、情報社会である現代にも通じます。この企画展で、吉田松陰とその門下生についての資料を展示し、その実像に迫ります。
飛耳長目 吉田松陰と松下村塾 9月14日(水)~11月6日(日)
2022年 夏の企画展
幕末の京都で起こった「安政の大獄」「和宮降嫁」「京を震撼させた天誅事件」「八月十八日の政変と七卿落ち」「佐久間象山の暗殺」「薩長同盟」「ええじゃないか」「坂本龍馬の殺害事件」「油小路の変」「鳥羽伏見の戦い」から動乱の幕末史を紐解きます。
幕末京都 動乱 ~安政の大獄から鳥羽伏見の戦いまで~ 5月18日(水)~9月11日(日)
2022年 春の企画展
2022年は松平容保が京都守護職に就任して160年目に当たります。
この企画展では、禁門の変や会津戦争などの資料から松平容保や会津藩、新選組にスポットを当てます。
企画展 京都守護職就任160年記念「会津藩主・松平容保と新選組」 1月26日(水)~5月15日(日)
メイン展示では、坂本龍馬、新選組・幕府関連にスポットを当て、貴重な資料を常設展示しています。また、当館 初代館長・松下幸之助(パナソニック創業者)と霊山に関するコーナーも新設展示しました。
2022年1月26日~
2021年 秋・冬の展覧会
栄一は500もの企業、600もの団体の設立や経営に携わったため、「近代日本資本主義の父」と呼ばれています。この展覧会では、幕末期の栄一と交流のあった徳川慶喜や近藤勇、土方歳三、木戸孝允、西郷隆盛、フリュリ・エラールなどの資料を中心に、明治期に関わった政治家や三井家の資料も展示します。
第3期 栄一をめぐる人々 2021年9月14日(火)~2022年1月23日(日)
2021年の展覧会
渋沢栄一は2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公に選ばれ、その肖像が2024年に発行される新一万円札に採用されるなど、注目を集めています。
この展覧会では、渋沢と関係があった新選組、近藤勇、土方歳三、木戸孝允などの資料とともに渋沢の生きた時代にスポットを当てます。
渋沢栄一が生きた幕末 第2期 渋沢栄一と新選組 見どころ紹介
第2期 渋沢栄一と新選組
2021年5月18日(火)-9月12日(日)
2021年の展覧会
渋沢栄一は2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公に選ばれ、その肖像が2024年に発行される新一万円札に採用されるなど、注目を集めている。
500もの企業、600もの団体の設立や経営に携わり、「近代日本資本主義の父」と呼ばれているが、幕末期の渋沢は尊王攘夷の志士で、その後、徳川慶喜に仕える。
この展覧会では、渋沢と関係があった徳川慶喜や近藤勇、土方歳三、木戸孝允、西郷隆盛、大久保利通、伊藤博文、大久保一翁、フリュリ・エラールなどの資料とともに渋沢の生きた時代にスポット当てる。
第1期 渋沢栄一と徳川慶喜
2021年3月2日(火)- 2021年5月16日(日)
※緊急事態宣言の延長に伴い、開始日程を変更しておりますのでご注意ください。(2月26日)
2020年の展覧会
坂本龍馬は、慶応元年(1865)、長崎に亀山社中を結成し、薩摩藩と長州藩の和解のために貿易を行った。そして慶応3年(1867)には海援隊の隊長になる。
一方、文久3年(1863)、幕府の浪士組が京都に入った。その一部が京都に残留して壬生浪士組を結成し、八月十八日の政変に出動した功績で朝廷から新選組の隊名を授かる。
海援隊と新選組は、非常に先進的な団体だった。両者から見た幕末史にスポットを当てる。
2020年9月9日(水)- 2021年1月24日(日)
2020年 夏の展覧会
慶応3年(1867)6月、新選組は幕府直参の武士に取り立てられるという大出世を果たした。しかし幕府が崩壊すると戊辰戦争が起こり、新選組は最後まで徳川家や会津藩に忠義を尽くして戦い続けた。この展覧会では、新選組の資料を中心に、鳥羽伏見の戦いや戊辰戦争の実像に迫る。
2020年6月2日(火) - 9月6日(日)
2020年 春の展覧会
幕末になると京都は政治の中心地になった。幕府は文久2年(1862)、京都守護職を新設し、会津藩主・松平容保を任命した。新選組は元治元年(1864)の池田屋事件で活躍し、慶応3年(1867)には幕臣に取り立てられる。この展覧会では、幕府や幕臣、京都守護職、新選組、京都見廻組の資料を中心に、幕府側から見た幕末史に迫る。
2020年1月29日(水) - 5月17日(日)
勝海舟没後120年
10月2日(水) ー
2020年1月26日(日)
リニューアル特別展
第1期:
5月15日(水) ー
7月28日(日)
第2期:
7月30日(火) ー
9月29日(日)
リニューアル特別展
第1期:
3月8日(金) ー
4月14日(日)
第2期:
4月16日(火) ー
5月12日(日)
通年特別展 「大西郷展」
9月4日(火) ー
2019年1月6日(日)
通年特別展 「大西郷展」
5月15日(火) ー
9月2日(日)
通年特別展 「大西郷展」
3月20日(火) ー
5月13日(日)
通年特別展 「大西郷展」
1月3日(水) ー
3月18日(日)
秋の特別展
第1期:
9月27日(水) ー
10月29日(日)
第2期:
10月31日(火) ー
12月24日(日)
夏の特別展
第1期:
7月11日(火) ー
9月3日(日)
第2期:
9月5日(火) ー
9月24日(日)
初夏の企画展
5月10日(水) ー
7月9日(日)
春の特別展
第1期:
1月3日(火) ー
3月20日(月・祝)
第2期:
3月22日(水) ー
5月7日(日)